一人って寂しいことか?まぁ誰かと居るってことは幸せだけどね…

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ひっそりいやどっしり?ずっしり? とにかく堂々と立っている? 桜の木が幸せを運んで来るような気がした (おい、幸せって幼稚くさ、幸せなんてこんな世界にあるわけないじゃん…奇跡だって見たことねぇや) 春人がぼぅっとしてると 「じゃあ、あと少しで冬休みだからなぁ、今回は宿題なしだ」 (おいおい担任冬休みの課題がないっていいのかよ…) 春人はそんなことを考えつつ 子供と遊んだ疲れで 眠りについた ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 何時間たったろうか 目を擦り視界がはっきりしてくる 既に授業は終わりみんないなかった 冬休み前ということで昼過ぎまでしか授業がないことをすっかり忘れていた 春人も片付けてドアを開けて外を出ようとすると 藤岡佳奈(フジオカ カナ)がドアの前にいて ぶつかった…つか軽く唇が…… (なんだよ、この漫画みたいな展開…どうしよ俺となんかしたらこいつ泣くんじゃないか?) 佳奈は顔を真っ赤にして唇を抑えている 「わ…わりぃ…」 「え…あっうん…」 顔を真っ赤にして恥じらいを隠そうとしている佳奈がしりもちをついている 驚きのあまりか微動だにしない… (あのう…白でハート柄〔ピンク色〕のパンツが見えてる…) 「あ…あの」 声が裏返った上に思わず大きい声がでた ビクッとなった佳奈がいる… 「ななな…何?」 春人は内容を口で言えず指を指す 思わずスカートを抑える佳奈 「あわあわ…ごめんっっ」 あたふたしながらやはり顔が真っ赤の佳奈がいる (こいつ、こんなカワイかったかな…?見てないだけか) 黒のブレザーに紺のスカート 中に白いセーターを着てその下に白いカッターシャツ 赤いリボン… (女子の制服ってこんなんだったんだ初めてよく見た、つか次は谷間が…) スカートを抑えて若干前屈みになっている佳奈の胸元から谷間が見えていた 「…どうしたの?」 黙りこんだ春人に不思議そうに聞く佳奈 「いやいや謝られても…」 (胸元のことはあえて秘密にするか…) 必死に出た一言と変態な心の声 この一言に佳奈は 「あっあじゃあ、この変態」 佳奈は真っ赤になって言う 「あっえっ?うん」 思わず頷いてしまう春人 「クスクス…春人君って面白いね」 「そ…そうか?」 「春人君って噂と全然違うかったんだ」 立ち上がりながら佳奈が微笑む (噂ってなんだよ…)
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