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「ぐわぁ…」
逃げようとする春人だが
小さな子供は速くて
春人の足にまとわりついた
「ねぇー兄ちゃん、今日は保育園休みだから遊んでよ」
「大暉（ﾀﾞｲｷ）俺は今から学校だからさぁ、行くよ」
一人の大暉という名前の子供にそういうと
「いやいやだー大也（ﾖｼﾔ）と遊んで」
中でもカワイイ男の子が叫ぶ
「いやいや大也も、そうワガママ言うなよ、俺学校だって」
ガーン
股間に激痛が走る
思わずうずくまる
「うぅ……いてぇ…」
「遊ばないとこうだ」
前を見ると腕組みした中でもイケメンの男の子がいた
「いやちょ陽平（ﾖｳﾍｲ）
いやいや不意打ちは…」
「春人兄ちゃん大丈夫？陽平はやりすぎちゃうからなぁ…」
大也が心配してくれる
「お前らいいかげんにしろよ、俺はもう怒った」
「らってお前らってそれやったの陽平で僕たち関係ないじゃん」
大暉が言うが…
「関係ねぇー」
カバンを置いて春人は走り出した
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