僕だけが知っている

2/2
前へ
/2ページ
次へ
「キミだけが知っている」 拝啓 英語教師リンゼンさん事件に関わった人たちすべてへ… 敬具 この物語はフィクションです 事実を一部 もとに書き起こしてます ⚠過剰反応なさらぬように⚠ ~私を殺して~ その夜 僕は愛する女性を手にかけた… 数日前~ 「一族が、無理やり縁談を勧めるの。私、日本が好きなのに」 前日 「ごめんね、ありがとう…」 当日 ブラブラ… 彼女はクビを… 部屋のテーブルに彼女の遺書とクレジットカードがあった 遺書は誰にも渡さない 僕は彼女を殺めた犯人になる でないとなにもかもが無駄になる 彼女との絆だけが僕の最後の誇(pride) 旅に出よう、誰も知らぬ、どこか遠くへ、世界中の誰もが僕を恨んでもその憎しみは僕だけのもの 彼女への親愛の絆までは断ち切れない、そうだろう、リンゼン… ~2年あまりあと~ 「お前がやったのか?」 「ご迷惑をおかけしました」 「死ぬな、生きろっ!! 「シャボン玉」 シャボン玉、飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで 乞われて消えた 風、風ふくな シャボン玉、飛ばそ… 風、風、吹いた シャボン玉 飛んだ 屋根を超えて どこか遠くへ… いけ、いけ シャボン玉 自由に飛んでゆけ 風、風、吹くな みなの シャボン玉 飛ばそ…〓✨ [了]
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加