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鶴来「・・・ハッ!」
意識を取り戻すと、周囲には木、木、木。
森の中にいるようだった。
鶴来「・・・あれ?俺家にいたよな?」
夢の続きにしてはやけに意識がはっきりしている。
鶴来「てか俺の地元にこんな森はないぞ。」
そんなことを言っていると、何かの気配がした。
強い殺意を持った気配が。
鶴来「ッ!?」
振り返ると、見たこともない・・・いや、正確にはみたことがある。が、普通はありえないものが目に映った。
妖怪の類である。
鶴来「あるぇー?妖怪とかwねーよww」
人というものはいざ危機に陥ると恐怖すら感じないのだろうか。
それとも、物事が突拍子もなさすぎてだろうか。
しかし、目の前には幻影ではない、本物の妖怪。
なんかエモノとかタベルとか物騒な言葉が聞こえる。
鶴来「これフラグじゃね?w」
なんか普通に殺されるのもあれなので、やってみたかったことを全力でやってみた。
鶴来「シャッフルタイム スタート!」
俺は高らかに叫んだ。
妖怪達はそのシャッフルタイムがどういったものか理解できず、
自分の持ち物を確認する妖怪。
隣の妖怪と位置を入れ替える妖怪。
様々なことをしていた。
俺はそれに乗じてその場を去った。
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