破滅の響音

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2245.7.28 ノーチエス東部 静かな街に爆煙が立ち込める。 新兵器の五人が飛び回っている 「乙の3、門を破壊しろ」 「了解」 乙の3と呼ばれた少女は何にも触れずに七本の刃を自在に動かし、鋼鉄の門を切り裂いていく 『敵を確認』 『数はいくつだ。!!』 『1.2.3…6です。六人で攻めて来ました』 『馬鹿にしやがって、トマホーク発射だ』 六人にトマホークが発射された。しかし、爆破しない 「よくやった、甲の1」 甲の1の手の先で確かにトマホークが静止していた。 『バカな、怯むな打ち続けろ』 無数のトマホークが撃ち込まれるが、全弾甲の1の前に静止し、弾き返された。 「よし乙の1、五精竜」 「いくよー」 少女の後ろには五匹の竜があった。見る限りは火、水、雷、風、鉄で出来ている。 巨大な竜により、街の防衛陣は崩れ落ちた。 『奴らをウチトレー!!』 先程の軍人が白兵で向かってくる 「甲の2、乙の2始末しろ」 「かしこまりました」 甲の2の背中から、赤き翼が生える。それより無数のヤリが打ち出される。 そして乙の2の出番は、敵を殺した後だった、彼女が指を鳴らすと爆発が起きた、死体は残らない。 跡に残ったのは、無数の赤き鉄の香りがする槍のみだった。
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