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2245.7.28
ノーチェス.アルハザン国境上
ブルーエイジ本部
《あ、もしもしスパイク?今日も部屋にいないのね……今日は入学式だから、来てくれるかと思っていたけど、無理みたいね。まぁしょうがないよね。………うん頑張ってね》
「そっか、俺も18だからな………」
「スパイク、起きろ、今日は出撃だ。素早く準備しろ」
返事無く立ち上がるスパイクを見て、先輩と思われる若い男は彼の悲しみを悟った。
「彼女か……」
「違いますよ、」
「……ふっ、俺の嫁だったな、すまんな」
爽やかさに皮肉を込めて先輩は言った。
「俺も彼女欲しいよ、ったく羨ましいよ」
「キュロスさんは作らないだけでしょ」
キュロスは笑いながら言った。
「その気になりゃ、国生さ〇りだって彼女に出来るさ。」
「あの人は若けりゃいいんですよ、たぶん」
「はい、制限時間オーバー、残念ながら罰を下す」
スパイクは驚いて声が裏返った。
「ちょ、なにいってんすか!!あんたのせいでしょ」
「はい、先輩に『あんた』って言った。罰を増やす」
スパイクはしまったとゆう顔をした。
キュロスが続ける。
「罰として、お前は次の彼女の電話に出る事、それと大学に彼女と通え。勝ってからな」
そう言ってキュロスは自分の準備に戻った
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