クリスマスイブ。

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「そうなんだよ。いくら高校生になったからって、安心しすぎだよな」 「ほんと」  私達は苦笑する。 信頼してくれるのは嬉しいんだけれど。 「あ、弘樹はもう晩御飯食べた?」 「まだ。何食べるか考えていたとこ」 「それじゃあ一緒に晩御飯食べよう。作ったのはいいんだけど、作りすぎちゃって」  私が提案すると、弘樹は喜んでその提案に乗った。 「助かるよ。んじゃ、ごちそうになろうかな?」 「うん。上がって」  弘樹を家に招き、すぐに食事の準備をした。 「いただきます」  お互い声を揃え、さっそく料理を食べた。 弘樹は一口食べて「おいしい」と笑顔で言う。 その笑顔一つで、さっきまで寂しかったのが嘘のように、心があたたまる。
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