序章 イレギュラー

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…目を覚ます 「ん…。」 声を上げて俺は起き上がった 「あれ?」 思わず声を上げる。 理由? それは 「ここ、どこ?」 見ず知らずの誰かの部屋だったのだ 少し、清潔感のある少し広めの空間、勉強机に、箪笥、クローゼット、そして今自分が寝ているベッド いわゆるマンションの一室である。 「待て待て、おかしいだろ。」 何で見ず知らずの誰かの部屋に寝ているんだ 俺は昨日は自分の部屋で宿題をして、そして眠った。 その後に特別な事などなかった筈だ。 ここは自分の部屋じゃない、それどころか 「…寒い。」 物凄く寒い。俺は夏休みを過ごしていた筈なのに何故か部屋は真冬のように寒かった。
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