序章 イレギュラー

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「とりあえず、起きるか。」 まずは現状把握だ。 幸い、五体満足だしどこか怪我をしている訳でもない。 起き上がる。窓の外を見る。外はまだ薄闇で、正に冬の朝であった。 「っ……。」 俺はまず机を調べた。 中は空っぽ。棚にも何も入ってはいない。 そして、クローゼット これには流石に服が入っていた。 何故か、自身の私服だが 「?」 俺は見覚えの無い茶色の制服? らしき物を手に取る。先日買ったばかりのようで、汚れ一つ無い。 だが、一つ問題があった。 嘘だろ…? 「穂群原学園…」
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