序章 イレギュラー

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それは、PCのノベルゲーム。 Fate stay nightという作品に登場する架空の高等学校 「穂群原学園」の制服であった。 断っておくが、もちろん自分にコスプレ趣味は無い。 そして問題なのは これが模造品には見えない。 という事だ。いや、見えないじゃない。模造品ではない、と直感的に感じた。 それほどまでこいつには現実感がある。 「……まさか。」 俺はベッドで何かを探す。探した何か…携帯はすぐに見つかった。 「1/31…」 穂群原学園…1/31…冬… 間違いない。にわかに信じられる話ではないが 自分は架空の二次元の世界にトリップを果たしたらしい
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