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「そうでしたか!!私は、なんということを……。」
「いえ、気になさらないで下さい。……恵風さん。私は、私のやるべきことをします。己の欲の為に、父を殺そうとした愚か者の罪を白日の下に晒さなければなりません。……捕まえて終わりでは、無かった。どうか、翔のことは、頼みます。」
湍水が頭を下げると、恵風は力強く「はい!お任せを。」と返答した。
湍水は、安心したように笑い、王宮へと取って返した。
「では、私と……貴方達二人と三人で翔を迎えに行くことになりますね。宜しくお願いいたします。」
湍水を見送ると、恵風は暁と、朝陽を見た。二人とも頷く。
そして、貴和から託された剣の話も含めて、翔と自分達の関係を話し始めた。
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