68人が本棚に入れています
本棚に追加
ちなみに、本日の俺の服装は、トップスにBADBOYSの赤いジップパーカー。
インナーに上が白、下が黒の重ね着風Tシャツ。胸元でシルバーチェーンが巡っており、ブランドはWILD LIFE。
ボトムにはα-CLUBの青のダメージジーンズ。
鏡を見れば何処にでもいそうな青年の顔がある。俺だ。
靴は白地の紐スニーカー。ブランドは不明だ。
「行ってくる」
「はーい。夕飯には戻りなさいね?」
「わかってるさ。じゃ」
「気をつけて」
ちなみに世間では今日は平日である。
そのため父さんはいない。
「待たせたな」
「いえいえ、待つのも執事の仕事です故」
我が家の前で待っていたキザ男は、俺の仲間の一人だ。
名は神崎 修。
最終成績は俺と同じくらいで、トップクラスよりは少し下だった。
見た目は175cmと、俺と並ぶ高い身長に甘い顔立ちも手伝い、間違いなく爽やか系美青年。
中学の卒業式では、一体何人の女子生徒にツーショットをねだられていたことやら。
今日のこいつの服装は、白のシャツに胸元のポケットにチェーンがついた黒ベスト、そして学生ズボンに学生靴ときた。
最初のコメントを投稿しよう!