ボクといふ存在は

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ボクといふ存在は 壱兆を超える細胞の集まり 頭の天辺から爪先まで ボクの意志なんてお構いなしに 生まれては死んでいく もし、ボクが死んだのなら 全ての活動は中止され ボクは有機物の塊になる 微生物に分解されて 最後に残った骨だけが 長い年月を掛けて 風化されるを待っている 行き場の無いボクの魂は その骨を見て美しいと思うだろう 美しいと思うだろう
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