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窓の外は明かりが無くどこまでも続くような闇が広がる。
だが家のリビングは明るく三人を照らす。
「お兄さん、すごいね!
まさか魔術師なんて!僕魔術師なんてお姉ちゃん以外に見たことないよ」
ルージュが目を輝かせながら椅子に座るレイルを見上げる。
「魔術師?……あぁ、そうだったな。こっちの分類上俺は魔術師か」
「こっち?」
「い、いや、何でもない。そうか、ルナは魔術師なのか。他の魔術師はこの村にいないのか?」
「ええ、私に魔法を教えてくれた父さんは村を出て行ったから事実上この村には私だけよ」
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