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俺の目の前に全ての元凶である魔王がいる
俺は剣を構えて口を開く
「魔王!全ての元凶よ!皆の平和の為にもお前を倒す!」
魔王は椅子に深々と座っているだけで何も言わない
「お前の所為で世は荒廃し魔物が猛威を振るうようになってしまった!人々はその力に脅え、たくさんの犠牲を出した!この世界を見ろ!人々の顔には絶望だけだ!だから、皆の希望を再び灯すために死んでもらう!」
魔王は口を開く
「殺せばいいだろう」
勇者は驚いた
魔王が自分から殺せと言う
「…何を考えている」
勇者は警戒した
魔王が考えている事がわからないから
「別に何も考えていない」
「ならば何故?」
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