夢迷遊び -ﾕﾒｱｿﾋﾞ-

笑う少女

その部屋の中で唯一
聞こえてくるのは
本のページをめくる音…。

決して止まることの無い
時計のはりが進む音。

それから、楽しそうに笑う
少女の小さな声。

この大きな部屋には
あまり合わない、
小さな少女の姿…。

その少女は、
この部屋に合わせたような
大きなベッドの上で
本を読んでいた。