笑う少女

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??? 「つい先程…。紅茶を淹れたのでアリスもいかがです?」 少し離れた所を指差して 紅茶とクッキーが用意された 机にアリスを呼んだ。 アリス 「むぅ~…分かったわよ……。でも、届かない訳じゃ無いからね!」 ??? 「魔法を使えば、ですよね…。でも、魔法を使わずに自分の力で取ろうとするのは良いことですよ」 椅子に腰を据えながら アリスを褒める。 アリス 「そうかな?…お世辞をどうもありがとう、クローバー」 クローバー 「もっとも、もう少し牛乳を飲んで頂けるといいんですが…」 アリス 「五月蠅いなぁ~。牛乳なんて美味しくないよーだ!」 アリスは(ムスッ)とした顔で 指先で円を描いて 近くにある包まれた本を クローバーのいた机まで (ふわっ)と投げ飛ばした。
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