1人が本棚に入れています
本棚に追加
???
「つい先程…。紅茶を淹れたのでアリスもいかがです?」
少し離れた所を指差して
紅茶とクッキーが用意された
机にアリスを呼んだ。
アリス
「むぅ~…分かったわよ……。でも、届かない訳じゃ無いからね!」
???
「魔法を使えば、ですよね…。でも、魔法を使わずに自分の力で取ろうとするのは良いことですよ」
椅子に腰を据えながら
アリスを褒める。
アリス
「そうかな?…お世辞をどうもありがとう、クローバー」
クローバー
「もっとも、もう少し牛乳を飲んで頂けるといいんですが…」
アリス
「五月蠅いなぁ~。牛乳なんて美味しくないよーだ!」
アリスは(ムスッ)とした顔で
指先で円を描いて
近くにある包まれた本を
クローバーのいた机まで
(ふわっ)と投げ飛ばした。
最初のコメントを投稿しよう!