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(それじゃあ・・・)
右足首に巻き付いていた手を、後ろに思いっきり蹴り上げることで振り払う。
(とっとと逃げさせていただきますよっと!)
背中に下がる89式小銃を手につかみ、安全装置を外して単射モードで素早く引き金を引く。
弾丸はまっすぐに飛んで少女ゾンビの頭を吹き飛ばし──
「・・・ハイ?」
僕は、その光景を理解するのにしばしの時間を要した。
それまですぐ近くに伏せっていたゾンビが、
突然に、
、、、
跳んだ。
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