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「長門、早まるな。あの時のことを考えろ。」
「……」
「あんまりここでは大胆なことをしない方が良い、なんせ後ろにはハルヒがいるんだからな。」
そう、前に朝比奈さんと俺が……まあ、色々とあって体が密着しているときにハルヒが部室に入ってきたときに、世界が終わるような閉鎖空間が発生したことが過去にあった。
まさか、キスなんてことになったらあの時以上の危険が迫ってくるのは絶対だからな。
「……!」
俺に正面から、何か重みを感じた。……少し下を向くと、灰色の髪が見えた。
長門は俺にすがっているのか。だが、俺はハルヒの私利私欲を満たすためにここにやってきた、抱くなんてことはしない。
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