244人が本棚に入れています
本棚に追加
「さて、キョン。かわいい有希の笑顔写真でも教室で見ましょう。」
「……ああ、そうだな。」
たしかに、あの時の長門の顔はかなりかわいかったことはよく覚えている。
ハルヒが見せてくれたデジカメを見る度にそれが鮮明となってくる。
だが、かわいい笑顔を見れたのはこの日だけであり……翌日も、この先も……この日のような純真な笑顔を見た日は一切無かったのである。
俺は少し信じたいものだ。長門は心から笑顔になっていたと。
少なくとも、その時の長門は俺の中で一番輝いていたんだから、な。
最初のコメントを投稿しよう!