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保健室へ行く途中の廊下では、
俺が通るたびにザワザワと騒ぎ出す。
「キャー!!
祐羽様が連様を!」
「あの二人って出来てるの!?」
「初耳何だけど!?」
(本当うるさい。
こいつ寝てんの分かんだろーが。)
祐羽がそう思っていると
連が少し動いた。
(起こしたか?)
少し焦りながらも祐羽は、
「…うるさい。」と周りに言った。
辺りがシーンと静かになったのを確認すると
連が起きていないか顔を覗き込んだ。
連を覗き込むと未だ
スースーと規則正しい寝息が聞こえてくる。
祐羽は安心し
自分でも気付かないうちに
頬が緩んでいた。
そして保健室へと
急いだのだった。
その後、その廊下では…
「今、祐羽様笑ったよね!?」
「幻!??」
「僕もそう見えたけど…?」
そして
みんなが口を揃えて言うのだった。
「か…、カッコいい…///」
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