第一章

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一条 連 「んん…。  ……あれ?」 (僕いつの間に寝てたんだろ?) 「て言うか、  ここどこだっけ?」 連が目を開けると白い壁と 白いカーテンに囲まれていた。 (んーと…?) 連が考えていると 白いカーテンが開いた。 「…………。」 カーテンを開けた男は 無言で連を見つめている。 (あれ?  見た事ある気がする…。  先輩に呼び出されて  屋上行って……。) 「あっ…。」 (そうだ僕…先輩に……。) 連は少し身震いした。 そして目の前の男は 手を連の頭の上へと伸ばす。 「んっ……。」 (そうだ…。この手、  あの時助けてくれた人…。) 「大丈夫…か?」 男が心配そうな声で話しかける。 「あ、あの、  ありがとうございました!  助けてくれて…。」 _
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