第一章

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「「連ーーっ!!」」 保健室を出ようとすると 外から声が聞こえてきた。 (あ……。) バンッ!! 「「大丈夫!!?」」 中に入って来たのは 可愛い顔をしたそっくりな双子。 「ごめんね!守れなくて!!」 「誰にされたの?絞めてくるよ。」 上から吉田 楓と吉田 颯。 二人は走って来たのか、 僅かに息を切らし 微かに肩が上下していた。 「だ、大丈夫だから!」 「「本当に!?」」 連はコクッと頷いた。 「「良かったーっ!!」」 そう言い、連に抱き付いてきた。 「ごめんね。先生と長話になっちゃって。」 「もう大丈夫だよ。」 「うん。二人ともありがとう!」 連は二人を抱き返した。 _
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