第一章

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(あ、そう言えば…。) 楓と颯が来てから 忘れ去られていた祐羽。 「楓、颯。  今日は祐羽さんと帰るから…。」 「祐羽?誰それ?」 「え?一緒に帰らないの?」 「あ…、んと、  僕の事助けてくれた人だよ。」 連が微笑むと楓と颯は 渋々といった感じで了承した。 「でも、祐羽って人安全なの?」 「連の事襲ったりしない?」 「大丈夫だってば!  二人とも心配し過ぎだよ。  ……じゃあね。」 連は祐羽の手を引き保健室を出た。 「あ、やっぱ祐羽って……」 「え?嘘ーっ!?」 二人のそんな会話が聞こえた気がするが 連が足を止める事はなかった。 _
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