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(あ、そう言えば…。)
楓と颯が来てから
忘れ去られていた祐羽。
「楓、颯。
今日は祐羽さんと帰るから…。」
「祐羽?誰それ?」
「え?一緒に帰らないの?」
「あ…、んと、
僕の事助けてくれた人だよ。」
連が微笑むと楓と颯は
渋々といった感じで了承した。
「でも、祐羽って人安全なの?」
「連の事襲ったりしない?」
「大丈夫だってば!
二人とも心配し過ぎだよ。
……じゃあね。」
連は祐羽の手を引き保健室を出た。
「あ、やっぱ祐羽って……」
「え?嘘ーっ!?」
二人のそんな会話が聞こえた気がするが
連が足を止める事はなかった。
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