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「あの二人凄く過保護で…。」
連は苦笑いした。
「………。」
「祐羽さん?」
祐羽が何も話さないのを見て
連は顔を覗いた。
「………?
あっ!!」
祐羽は連と繋いだ手をジッと見ていた。
それに気付いた連は
すぐに手を離した。
「ごめん……なさい…。」
(祐羽さん嫌そうだったな…。
嫌われちゃったかも。)
連が下を向いていると
祐羽が手を伸ばしてきた。
「……別に…嫌じゃない。」
そう言うとしっかりと手を繋いだ。
連は嬉しくなり
祐羽を見、満面の笑みを浮かべた。
祐羽の顔が真っ赤だったのを
連は全く気付いていなかった。
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