第一章

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南波 祐羽 「んん…。  ……あれ?」 しばらく保健室のソファに座っていると カーテンの中から可愛らしい声が聞こえてきた。 「て言うか、  ここどこだっけ?」 そんな声が聞こえてき、 祐羽はカーテンを開けた。 「…………。」 しばらく無言で連を見つめていると 「あっ…。」と小さく声を出し 少し身震いしたのが見てとれた。 祐羽は心配になり、 連の頭の上へと手を伸ばした。 拒絶されるかも、と 心配になったが 連は頭をスリ寄せてきた。 (……っ///可愛い。) 祐羽はそう心の中で呟き 「大丈夫…か?」と声をかけた。 「あ、あの、  ありがとうございました!  助けてくれて…。」 その言葉を聞いて祐羽は ホッとしたのだった。 _
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