51人が本棚に入れています
本棚に追加
「僕、二年の一条連って言います。」
祐羽が黙っていると、
連が自己紹介を始めた。
(……俺も言った方が良いのか?
でも別に紹介しなくても…)
祐羽が考えていると
連は祐羽の顔をのぞいてきた。
「…………。」
(……///こいつ天然なのか?
誰だってこんな顔みたら
襲いたくなるだろ…///)
祐羽が無言でジッと見つめていると
「あの…?」と声がした。
「…二年の…祐羽だ。」と言うと
祐羽は立ち上がった。
(……そろそろ帰るか。
ここにいたってしょうがねーし。)
祐羽が連を見ると
ションボリしている。
祐羽はバレないように
細く微笑むと
「……帰るぞ。」と声をかけた。
「え?」
明らかに連は戸惑っている。
「送る。」そう呟くと
連は「はい!」と返事をした。
(あぁー///
襲われるの分かる気がする。)
祐羽はそんな事を考えていた。
_
最初のコメントを投稿しよう!