第一章

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「僕、二年の一条連って言います。」 祐羽が黙っていると、 連が自己紹介を始めた。 (……俺も言った方が良いのか?  でも別に紹介しなくても…) 祐羽が考えていると 連は祐羽の顔をのぞいてきた。 「…………。」 (……///こいつ天然なのか?  誰だってこんな顔みたら  襲いたくなるだろ…///) 祐羽が無言でジッと見つめていると 「あの…?」と声がした。 「…二年の…祐羽だ。」と言うと 祐羽は立ち上がった。 (……そろそろ帰るか。  ここにいたってしょうがねーし。) 祐羽が連を見ると ションボリしている。 祐羽はバレないように 細く微笑むと 「……帰るぞ。」と声をかけた。 「え?」 明らかに連は戸惑っている。 「送る。」そう呟くと 連は「はい!」と返事をした。 (あぁー///  襲われるの分かる気がする。) 祐羽はそんな事を考えていた。 _
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