第一章

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「先輩?どうしたんですか?」 裏から聞こえてくる声に 俺は少し驚いた。 高く澄んだ声。 (女みてえ…。) まあ、特別興味も無いし 覗こうとか立ち聞きしようとか そんな悪趣味な事しないけどな。 ボーっとしながらそんな事を考えていると 「イヤッ!」 と突然裏の奴が叫んだ。 祐羽はビクッと 少し肩を揺らした。 何で叫んだのか少し興味が沸いたが その後から喘ぎ声が聞こえ、 祐羽は動けなくなった。 (学校でヤってんなよ…。) 若干引きながらも 途切れ途切れ聞こえてきてしまう声に 少し焦る。 (声が腰に来る…。) _
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