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「先輩?どうしたんですか?」
裏から聞こえてくる声に
俺は少し驚いた。
高く澄んだ声。
(女みてえ…。)
まあ、特別興味も無いし
覗こうとか立ち聞きしようとか
そんな悪趣味な事しないけどな。
ボーっとしながらそんな事を考えていると
「イヤッ!」
と突然裏の奴が叫んだ。
祐羽はビクッと
少し肩を揺らした。
何で叫んだのか少し興味が沸いたが
その後から喘ぎ声が聞こえ、
祐羽は動けなくなった。
(学校でヤってんなよ…。)
若干引きながらも
途切れ途切れ聞こえてきてしまう声に
少し焦る。
(声が腰に来る…。)
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