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J君の顔を見ると。
ビックリするくらい真面目な顔をしてて。
俺は思わず、ビクってなる。
緩んでた顔が一気に戻るのがわかる。俺…何か変な事、言っちゃったかな…?
ジーっとJ君の顔を見てたら。
J君は俺の頭に手を伸ばしてきて。
「アンタさ…今から俺んち来ない?」
「いーけど。」
「てか、毎日…来い。俺がいなくても来い。」
それって…どーせー?
「いいの?」
「夜中に、呼び出されるより楽だからさ。」
J君はプイッと視線を反らした。照れてる顔だ。
「ありがと~!!」
俺は全力でJ君に突進した。
J君はバランスを崩して。
2人、ソファの上に転がる。
俺が上で、J君が下。
何か…変なの。
いつもと反対だ、なぁんて。
てかさ!!
「ちょっと待って!俺、呼び出してないしっ!!」
俺がJ君の肩を掴んで抗議をすると。
パフッ
頭をはたかれた。
「聞こえんだよ、呼び声が…」
えへへ。
J君、照れてる。
かぁわいい☆
俺は力いっぱい、J君にしがみついた。
「…俺、選択早まったかも?」
なんて、J君が呟いてたけど。気にしな~い。
だって、照れ屋で甘えん坊だけどクールでカッコいいJ君が大好きなんだもん。
fin
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