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ブラウン管に映る傷女
灯りを消した部屋で
テレビに釘付けで
僕はまた独りで
利き手震わせる
ブラウン管の中
壊れてく少女が
痛みと快楽に
犯され泣いてる
見るモノが全て汚れてく
食したあのwhiteに
射し込まれたあの憎いヤツ
身体に感触覚えた
泣いても傷は癒えぬ
痛みは薄れてくのに
初めて流した血は
ヤツを恨みました
嫌でも溢れる雫石
びしょ濡れになりながら
無駄な抵抗しました
揺れ動くベッドの上
矛盾した喘ぎ声
響いただけでした
灯りの消えた部屋
テレビの向こう側
僕は笑っている
快楽求めようと
過去の過ちを悔やんでも
消せない少女の傷が
声も響かないこの闇に
満たされぬ性欲一つ
深く潜り込んで
ご褒美奥に注いだ
後先何も見ずに
一人で満足してた
僕で埋め尽くしたくて
嫌がる身体を背に
わがままな僕に犯され
明日狭い部屋でも
構わないから今は
少女を愛してた
少女を犯してた
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