9人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
ドタドタと階段を降りてお約束のすってんころりん。
聖子(しょうこ)『…!?な、何してるの…?』
聖『母さんっ!』
聖子『な、何!?』
聖『朝メシどこ?』
聖子『って、まだ朝の6時半よ。ある訳ないじゃない!』
聖『んじゃいいや。行ってきま~す。』
聖子『ど、どこに行くのよ~!?』
聖『学校~っ!』
…バタンッ!!
俺は学校へ向かった。
ちなみに、俺は高1、聖奈は高2だ。
そして、俺達の通っている高校は『城東高校』と言って、頭の良さは上の中くらいでとてもよく、スポーツでも名が通っている。
俺の頭の良さは中の中くらいでとてもじゃないが、頭だけでは受からなかった。
しかし、スポーツの成績がとても優秀だからと、推薦してくれた。
そのために、体力と根気だけは自信があった。
あっ、紙の内容についてだが、紙には、こう書いてあった。
「私達が初めて二人になった場所に来て…。そこで、何かがあるはずだから…。聖奈」
根拠はないが、直感的に学校だと思い、猛ダッシュで向かった。
……校門をくぐる。
運動部の掛け声が聞こえる。
そして、玄関で上履きに履き替えている途中、誰かに声をかけられた。
??『また、彼女探してんの~?』
最初のコメントを投稿しよう!