君からのSOS

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ドタドタと階段を降りてお約束のすってんころりん。 聖子(しょうこ)『…!?な、何してるの…?』 聖『母さんっ!』 聖子『な、何!?』 聖『朝メシどこ?』 聖子『って、まだ朝の6時半よ。ある訳ないじゃない!』 聖『んじゃいいや。行ってきま~す。』 聖子『ど、どこに行くのよ~!?』 聖『学校~っ!』 …バタンッ!! 俺は学校へ向かった。 ちなみに、俺は高1、聖奈は高2だ。 そして、俺達の通っている高校は『城東高校』と言って、頭の良さは上の中くらいでとてもよく、スポーツでも名が通っている。 俺の頭の良さは中の中くらいでとてもじゃないが、頭だけでは受からなかった。 しかし、スポーツの成績がとても優秀だからと、推薦してくれた。 そのために、体力と根気だけは自信があった。 あっ、紙の内容についてだが、紙には、こう書いてあった。 「私達が初めて二人になった場所に来て…。そこで、何かがあるはずだから…。聖奈」 根拠はないが、直感的に学校だと思い、猛ダッシュで向かった。 ……校門をくぐる。 運動部の掛け声が聞こえる。 そして、玄関で上履きに履き替えている途中、誰かに声をかけられた。 ??『また、彼女探してんの~?』
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