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ヒジリ『えっ??』
聖『だから、その堅苦しい話し方やめてくれないか?』
ヒジリ『そう言われましても…』
聖『何でダメなんだ?』
ヒジリ『すいません。主には汚い言葉遣いをしてはいけないので…』
聖『俺は主じゃないし、君の主も怒らないって』
ヒジリ『そうですかね。……分かりました。そうします』
聖『じゃあ、改めて…俺、夜空聖。ヨロシク!』
ヒジリ『わ、私はヒジリ。よ、ヨロシクね…』
…自己紹介だけで、赤くなりすぎ…。
聖『ん?ヒジリって漢字になおすと、「聖」になるじゃん!』
(小説では、紛らわしいのでカタカナでします)
ヒジリ『そうだね。あっ、私のクラスなんだけど、聖君と同じなんだよ!うれしいね!』
……人が変わってないか?なんか、ハイテンションで可愛いらしくなってる…。
聖『あぁ。って、いたっけ?俺のクラスに?』
ヒジリ『2学期から転校するんだよ!』
聖『そうなんですか……』
と俺は頭を抱える。
っていうか、天空から来たはずなのに、この世界で学校に通えるのか!?
と思ってる内に
ヒジリ『堅苦しい話し方はやめてくれないか!』
ま、マネされたッ!?
聖『ごめん、いきなりハイテンションになっちゃったから、ついて行けなくなって』
ヒジリ『大丈~夫~?』
そう言いながら、俺の顔を覗き込む。
聖『顔近付け過ぎッ!』
びっ、びっくりした~~~。
けど、近くで見ると、すげえ可愛いかった……。
ヒジリ『もぉ~、後ちょっとだったのにぃ~』
聖『な、何するつもりだったのさ!』
ヒジリ『えぇ~。聞きたい?』
聖『うん』
そして、ヒジリは俺に背を向けて2・3歩歩いた。
そして、ヒラリと振り返り一言、とんでもない事を口にした。
ヒジリ『キスだよ☆キ・ス!』
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