君からのSOS

7/44

9人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
ヒジリ『えっ??』 聖『だから、その堅苦しい話し方やめてくれないか?』 ヒジリ『そう言われましても…』 聖『何でダメなんだ?』 ヒジリ『すいません。主には汚い言葉遣いをしてはいけないので…』 聖『俺は主じゃないし、君の主も怒らないって』 ヒジリ『そうですかね。……分かりました。そうします』 聖『じゃあ、改めて…俺、夜空聖。ヨロシク!』 ヒジリ『わ、私はヒジリ。よ、ヨロシクね…』 …自己紹介だけで、赤くなりすぎ…。 聖『ん?ヒジリって漢字になおすと、「聖」になるじゃん!』 (小説では、紛らわしいのでカタカナでします) ヒジリ『そうだね。あっ、私のクラスなんだけど、聖君と同じなんだよ!うれしいね!』 ……人が変わってないか?なんか、ハイテンションで可愛いらしくなってる…。 聖『あぁ。って、いたっけ?俺のクラスに?』 ヒジリ『2学期から転校するんだよ!』 聖『そうなんですか……』 と俺は頭を抱える。 っていうか、天空から来たはずなのに、この世界で学校に通えるのか!? と思ってる内に ヒジリ『堅苦しい話し方はやめてくれないか!』 ま、マネされたッ!? 聖『ごめん、いきなりハイテンションになっちゃったから、ついて行けなくなって』 ヒジリ『大丈~夫~?』 そう言いながら、俺の顔を覗き込む。 聖『顔近付け過ぎッ!』 びっ、びっくりした~~~。 けど、近くで見ると、すげえ可愛いかった……。 ヒジリ『もぉ~、後ちょっとだったのにぃ~』 聖『な、何するつもりだったのさ!』 ヒジリ『えぇ~。聞きたい?』 聖『うん』 そして、ヒジリは俺に背を向けて2・3歩歩いた。 そして、ヒラリと振り返り一言、とんでもない事を口にした。 ヒジリ『キスだよ☆キ・ス!』
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加