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「じゃ、もう一度しっかり自分の国を見ておきな」
「自分の国は忘れないよ」
「途中で帰りたくなっても帰さないからな」
「・・・うん」
王の顔は不安半分期待半分という表情だ
「じゃあ出発するよー?忘れ物はないー?」
タットはクリムゾン・アイリス号のハンドルを掴みながら話しかける
「ああ、あたしは大丈夫」
「カナちゃんはー?」
「僕も大丈夫、だって
これからその忘れ物を取りにいくのだから
ふーぽにあ・完
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