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再建を始めもう1ヵ月が経とうとしている
哀しみの国、フーポニア
哀しみを形にした国
それは再建を試みたころの会話
正直このままの形がこの国には一番似合っているのだと思った
もう手の施しようのないほどこの国は哀しさで溢れている
『再建っていってもどんな感じに建て直すの?』
親友の言葉に正直『あたしが聞きたいよ』と答えてしまいそうだった
『とりあえず住民だ・・住民がいなきゃ話にならない、家、ホテル、人の興味が集まりそうな名所とかを・・』
しかしふと思った
『待てよ・・人がいたら・・哀しさは和らいでしまわないか・・?』
哀しさを共感し合い互いに慰め合う、それは哀しみではなく安らぎ
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