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「世界?」
「ああ・・世界」
二人の時は止まったようだった
「えっ?ジョイラントの他にも行くの!?じゃあお泊りできる用意しないと!」
そういうとタットはどこかへ駆けて行った
「でも世界は僕を忘れて・・」
「あんたも世界を忘れていた、おあいこさ」
ニッと笑いレオリナは王の頭を撫でる
「でも・・」
王の目からは一線の水滴が流れた
「大丈夫、忘れていたのなら思い出せば良い、それだけのことさ」
王はレオリナの胸の中にうずくまった
「泣きたいだけ泣きな、もう我慢なんてする必要はない」
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