戦士お父さん

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ちょっと、ボクは、がっかりして尻尾を下げる。 悪いヤツと戦って、縄張りを守った、お父さんを、歓迎しただけなのにな。 朝には、シワなんてなかったスーツは、ヨレヨレ。 ネクタイも、だらしなく、ゆるめてる。 決闘の凄まじさが、一目でわかる。 「あー。怒ってるんじゃないぞ」 お父さんは、ガシガシと力強く、ボクの背中を撫でた。
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