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「そうだ!! カイルのためにパーティーを開こうぜ!!」
「それいいわね。メディアとアルスも参加するでしょ?」
イルの提案に賛成しみんなに同意を求めるキティ。
アイデアを出したイルは、鼻を高くして誇らしげな顔をしていたが見向きもされずに、次々に話が進められていく。
「はい。よろしくお願いします」
「俺も参加するよ」
二人の同意を得ることが出来たが、四人とも部屋に入れたがらず、肝心の場所が決まらなかった。
自分は断っているために後ろめたい気持ちがあるのだろう、キティはカイルの顔色を伺ながら口を開く。
「カイルの部屋……借りてもいいかな?」
「別にいいけど、部屋の中に何にもないから……」
「じゃあ買い物に行きましょう。市場に行けば何でも売ってるわよ。」
キティはカイルの了解をもらって次への指示をするが、イルは全部を聞き終える前に部屋の扉に手をかける。
「じゃあ5分後に集合な。さっさと用意してこいよ!」
さっさと部屋に入ってしまったイルに続いて、自分の部屋に戻ることになり皆解散していった。
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