使い魔召喚

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「なるほどね。俺はてっきりこのままゴールインかと……」 カイルの行動の真意を聞き、クラスメートと話しているイルだったが、クラスメートの引き攣った顔と強い視線を感じ、顔をその方向へと向ける。 その刹那、イルの顔が口を開けたまま硬直してしまう。 「……イル死に…」 「すいませんでした!!」 カイルの冷酷な目と笑っている口元を見てすぐに謝るイル。 イルの格好はもちろん、正座で手をつき額を地面に押し付ける。そう王道とも言える謝り方、土下座であった。 このやり取りの一部始終を見ていたほとんどの生徒が、イル達から少し距離をおきながら同じ事を思っていた。 (カイルは怒ったら怖い……) 生徒全員がそんなことを思っているなどまったく知らずに皆の中に戻るカイル。 イルは涙目になりながら、カイルの少し後ろを歩いていた。 そして全員が終わった事を確認したロールが喋りはじめた。
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