エピローグ。

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「うるせぇよくそジジィ!!!!」 聖は反抗期だ。 父「親に向かってくそジジィとはなんだっ!!!! お前なんか出ていけっ!!!」 「あぁ!!出て行ってやるさ!!!!」 そう言って聖は家を出ていく。 母「あなた…。」 母は心配している。 父「大丈夫だ。すぐに戻ってくるよ。 俺の子なんだ。」 母「クスッ…そうね。あの時は戻ってこないかと思ったわ。」 父「はははっ。 多分聖がいなかったら戻ってこなかったかもな。」 母「それは…なぜ??」 父「あの時な、聖の声だけ聞こえたんだ。 お前の声は聞こえなかったが、聖の声は…。 親子の絆ってやつかな…?? そういえば、あの時も喧嘩してたよな…。 本当は大好きなのに、大嫌いだなんて。」 母「そういえばそうですね。 聖もパパなんか大嫌いだ!!! なんて言ってたわね。」 父「あの時は結構ショックを受けたよ。 まぁ今でも思うがな。 いつまでたっても聖は俺の大好きな聖なんだよ。」 「…父さん……グスッ…。」 聖は2人の会話を外で聞いていた。 そして思わず涙がこぼれた。 「こんな俺でも…父さんは…グスッ。」 俺はダウンのポケットからあるものを取り出す。 いつか、父さんにもらった …あのゲームだ…。
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