序ノ蝕

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「ねぇ、海咲… 本当に入って大丈夫だったのかな…? やっぱり流歌を待ってたほうが…」 「円香は私の言う通りにしてればいいの!」 「…うん」 ―――――――――――― (十年前の今日― 私達を含めた五人はこの、‘朧月島’であった行事、‘朧月神楽’の最中に神隠しにあったと聞いた―) (神隠しにあったうちの二人、鞠絵と十萌― 二人が死んだ。) (鞠絵と十萌の死は、 その神隠しと何か関係あるのだろうか? もしかして、残った私達三人も……?) ―――――――――――― 「……っ、あれ? …海咲?」 「どうしよう、海咲を見失っちゃった… 海咲を探さなきゃ…!」
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