青年の話

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燃え盛る炎、殺される人。 俺は姉さんと一緒だった、姉さんと逃げていた。 イド「熱い、熱いよ。姉さん」 姉 「なんでこんな、イド早く 父さんが帰ってくるまで逃げるの!」 俺の父さんは、このまち一の戦士だった。だが今は遠征にでていていなかった。 そんな時にこの村は襲われた。 俺は熱さにやられ もう走る力もなかった。あの頃は、まだ5才ぐらいだったと思う。 姉さんは俺を無理にでも引っ張った。 けど、目の前に敵の兵士がきた。 その兵士は抵抗する姉さんを押さえ付け、姉さんに襲いかかった。俺は恐怖から何もできなかった。 そして姉さんの首の横に剣が突き立てられる。 姉さんは俺の方をじっと見ていた。 姉「ごめんね...」 姉さんの首は俺の目の前で切断された。
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