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「あなたは・・・・・・、朝比奈局長は後悔しない?」
彼女はわたしの顔色を伺うようにして問いかけてきました。
だから、あたしは表情を変えることなく
「今回の件は、規定事項・禁則事項双方にも該当しませんのでわたしが後悔する理由はありません」
と答えることにしました。そして
「そう」
それは感情のこもった返事でした。
帰宅途中、あたしと彼女は入れ替わってしまったのかもしれないとふと感じました。
昨日からキョン君の、いえ長門さん以外のみんなの様子がおかしい気がします。
涼宮さんはやたら古泉くんを持ち上げるし、普段なら言い返す場面でもキョン君はそっけない態度です。
古泉くんもやけにキョン君に絡んでいる気がします。
「キョン君、どうぞ」
「ありがとうございます、朝比奈さん」
いつもと変わらない受け答えだけれども、キョン君の表情はなにか硬くて心配です。
「なにか困ったことがあるなら、あたしでよければ力になりますよ」
「いえ、何でもないですよ」
どうみてもいつものキョン君じゃないけど、あたしじゃやっぱり力になれないのかなぁ
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