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「みくるちゃん、おかわり」
「は、はい」
「みくるちゃん、キョンを甘やかしたらだめよ」
「で、でも・・・・・・」
涼宮さんの態度は普段と変わらない、でもやっぱりなにか違和感を感じました。
3人が帰った後、長門さんに
聞いてみることにしました。
そして聞いたのは予想しなかった事実。
「つまり、涼宮さんはキョン君に嫉妬させるために古泉くんと付き合っているふりをしているということですか」
「そう」
「なんでそんなにキョン君に冷たくあたるのでしょうか」
「涼宮ハルヒは、古泉一樹と付き合う事により彼の意識を向けさそうとしている」
「だが。彼は行動を起こさずにいる」
「涼宮ハルヒは、本心では彼に関係を否定してもらいたいから」
「・・・・・・」
「だから今、わたしは二人の監視を続けている」
長門さんは読んでいた本から目を離し、あたしをじっと見て言った。
「あなたは事実を知ったとして、なにができるの」
あたしはなにができるのだろうか。
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