序章

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・・・・・・・俺が自分の気持ちに早く気付いていたら、こんな事にはならなかったのかな 君からの好意はいつも感じていたのに・・・・・ 俺はみて見ぬ振りをした。 俺は、いつも違う女の子と一夜限りの関係を交わしていた。 君に会う日は決まって誰かと必ず会う約束をしていた。 俺は毎回、君を置き去りにして店を出て行く。 ・・・・・・・・・ねぇ。君は俺と居る時いつも笑顔を絶やさなかったけど 俺が居なくなった後、1人で泣いてたの? 女の子との行為が終わった後 俺は必ず君に電話をする。 ・・・・・・すると決まって、電話の向こう側から聞こえる『泣いていた』と分かるような声。 ・・・その時は何も感じなかった。 なんで泣いてるんだ?ってぐらいしか考えなかったんだ
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