第三章 行く手を阻むもの

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見事落ちた。 国家も県庁、役場も…。所詮、世の中そんなに甘くはないね。 少し話を戻そう。 オイラは柔道以外に他のスポーツをしていた。柔道よりは成績はいいほうだ。 秋田で行われた世界選手権の秋田選抜で選ばれたり、全国大会には毎度参加していた。 ある意味嫌だったけどスポーツ好きなオイラは高校になっても続けた。 だけどさっき話に出てきた顧問はいい顔をしなかった。 二足のわらじを履くなと…。 なんにもできやしない。好きなスポーツもまともにできなかった。 自由ってなんでしょ? 自由ってないんですか? いくら頑張っても報われません。
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