廃校へ

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僕は止めようと思い、直樹を連れ出しに行こうとしたが、一番奥のドアを見た瞬間思わず固まってしまった。 年月が経って老朽化してはいるが他のドアは至って普通だ。 だが、一番奥だけ木の板が何重にも打ち付けられていたのだ。 まるで何かを必死で出さないようにしているかの如く何重にも コンコンコンコンコン 「花子さん、遊びましょう。」
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