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「もうそろそろ2時だし行くか!」
結局、二時間近く車の中で他愛もない話しをして時間を潰す事になった。
少し落ちついたが、美紀子ちゃんはやはり怖いのか不安そうな表情だ。
「大丈夫だって」
「うん」
薫は普段から気も強いし責任感もある奴だから気丈に振る舞っているが内心、少し怯えているのだろう。
多分、長い付き合いの俺ぐらいしか気付かないだろうけど
「それじゃ行きますか!ミーちゃんは俺と手繋ぎながらね♪」
「いちゃつくのは家に帰ってからにしろよな!」
こうして、一時は嫌な雰囲気になったが皆、楽しい夏のイベントが始まると思ってたんだ。
そう、この時は・・・
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