第二章

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ーシヴァ後頼んだー 俺は苦笑を浮かべながら、 シヴァにバトンタッチ。 【仕方ない…。  まさか戦闘以外とはな】 流石に二度目なので スムーズに ウィズスタイルになれた。 【貴様。そこで 倒れている者の様に なりたくなければ 大人しく質問に答えろ!! まず一つ、何故貴様らは 我々が見えたんだ?】 ー我々じゃないだろ!! 相手からすると二人いるように感じるだろー 俺は、シヴァの台詞が 普段の俺とあからさまに 違うのに焦りを感じながら 冷静にツッコミをいれた。 「お前がレイドなのか?」 【貴様に質問の権限はない。 命惜しくば、申すのが 賢明だぞ】 「クッ…! 初めはこの家に人がいるのを 確認することは出来なかった。今もお前が見えている訳では ない。しかし、このゴーグルでお前の服に付着してる 微生物が薄らだが、 確認できたんだ」 【なるほど。これで あいつの汚名は晴れたな】 ーそうだな。 オーディンの野郎を 馬鹿にするせっかくの チャンスだったんだけどなー 半ば本気で落ち込む おれを察しながら シヴァは続けた。 【第二に、貴様らは何者で、 目的はなんだ!?】 男は急に口を閉じた。 【どうした?先程みたいに 言わないか?」 「機密を漏らす事は 殺されると言うことだ…】 男はそう言うと、 質問の中で、依頼人などに 関わる一切の事は 答えようとしなかった。 ー他の手を考えるしかないなー 【そのようだ】 そういうと、 シヴァは男の銃で後頭部を殴り気絶させた。
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