第一章

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【二つ目が問題なんだ。 まずそもそも天界を お前達はどう考えてるんだ?】 「どうって・・・。 天国だから死んだ人がいる って思ってたんだけどよ」 【レイド。 残念な事にそれが正しいんだ】 周りが重い空気になった 「えっ?俺何か不味い事 言った?」 「レイド・・・天使=死人だとしたら、 私たちも死なないと いけないのよ・・・」 【一人までなら、なんとか オーディンの人体魔法で 行けるのだが・・・】 さらにしらけた 空気が続いたが。 レイドが口を開いた。 「あのさ・・。 俺言い忘れてたんだけど」 『今更なんだよ!』 ピリピリしていた オーディンだったが、 レイドが言い返してこないことに話の深刻さを感じていた。 「いや・・・俺実は天使なんだ。 父さんと母さんの子じゃない って言われたんだ」 【そうか!そういえば お前は天から落ちてきたと・・・】 実際にはあまりいい話では ないので言葉が詰まる。 『なんだ・・その・・悪かった。 でもよ、これで皆行けるんだし  その・・・+思考で行こうぜ!?』 「レイド・・・・」 フィオネの目に 光るものを見た。 「そうだな。 +思考で行こうぜ!! オーディンがこの テンションじゃ気持ち悪さが 増しちゃうしよ」 『てめぇ。こっちが同情してやってるのにもかかわらず!!』 いつもの空気が戻ってきた。 「やめなよ~」 フィオネにも 笑顔が戻っている。
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