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【二つ目が問題なんだ。
まずそもそも天界を
お前達はどう考えてるんだ?】
「どうって・・・。
天国だから死んだ人がいる
って思ってたんだけどよ」
【レイド。
残念な事にそれが正しいんだ】
周りが重い空気になった
「えっ?俺何か不味い事
言った?」
「レイド・・・天使=死人だとしたら、
私たちも死なないと
いけないのよ・・・」
【一人までなら、なんとか
オーディンの人体魔法で
行けるのだが・・・】
さらにしらけた
空気が続いたが。
レイドが口を開いた。
「あのさ・・。
俺言い忘れてたんだけど」
『今更なんだよ!』
ピリピリしていた
オーディンだったが、
レイドが言い返してこないことに話の深刻さを感じていた。
「いや・・・俺実は天使なんだ。
父さんと母さんの子じゃない
って言われたんだ」
【そうか!そういえば
お前は天から落ちてきたと・・・】
実際にはあまりいい話では
ないので言葉が詰まる。
『なんだ・・その・・悪かった。
でもよ、これで皆行けるんだし
その・・・+思考で行こうぜ!?』
「レイド・・・・」
フィオネの目に
光るものを見た。
「そうだな。
+思考で行こうぜ!!
オーディンがこの
テンションじゃ気持ち悪さが
増しちゃうしよ」
『てめぇ。こっちが同情してやってるのにもかかわらず!!』
いつもの空気が戻ってきた。
「やめなよ~」
フィオネにも
笑顔が戻っている。
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