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今日はいつもと違って
空気が重い。
{どうしたのじゃ?
レイドの件はどうなっていると聞いたんじゃぞ?}
目の前で跪いている者の肩が
小刻みに揺れている。
所詮、言いづらいことでも
あるのじゃろう。
{ゆうてみよ。罰は与えん}
「そ、それが・・・
レイドと少女もろとも
見失いました」
{お前らのミスか?}
「いえ・・・人間の技術力が
我々の探知の能力を超えているはずがありません
やはり、他の神が仲間に付いているとしか考えられません」
{そうか。ならよい}
あっさり、許したことに
不屈なのか言い返してきた。
「何故でございますか!?
例え何があろうとも
ゼウス様の命令を守れなかった・・・どんな罰も受ける覚悟でございます」
{黙れ!!ワシを見縊るな!!
所詮狙いは
天界に来ることじゃ。
わざわざ探さんとも、
向こうから現れおる。
それに、そんなに守りたいの
ならば、天界に来る者の
監視などをやれば
良いじゃろうが!!}
一喝されて怖気づいたのか
「大変申し訳ございませんでした。失礼します」
肩を落として
すぐ下がっていった。
〝レイド・・・さっさとここに来い〟
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